七夕に食べる「鬼のはらわた」とは?そうめんの由来と意味を解説
七夕といえば、短冊や天の川を思い浮かべることが多いと思います。
そうめんやちらし寿司などを食べることも多く、そうめんは織り糸や天の川を連想させて食べることが多いんですが…
一部地域では、そのそうめんを**「鬼のはらわた」**と呼ぶこともあります。
「え、なんでそんな怖い名前なの?」
「縁起が悪いんじゃないの?」
最初聞いたときそう感じました。
なんで、そうめんが「鬼のはらわた」と呼ばれて、七夕に食べられるのか?
その理由をわかりやすく解説していきます。
七夕にそうめんを食べる理由とは
七夕にそうめんを食べる風習は、実はかなり古くからあります。
そのルーツは、中国の「索餅(さくべい)」という食べ物です。

小麦粉を使った縄のような形の料理で、現在のそうめんの原型とも言われています。
今だとチュロスに近い見た目ですよね。ただ、お菓子ではないのでチュロスみたいに甘くはないです。
この索餅には、無病息災を願う意味が込められていました。
やがて日本に伝わり、時代とともに細くて長い「そうめん」に変化。
ちなみに中国だと油条という揚げパンになったみたいです。
この索餅を七夕の日に食べることで、
- 健康で過ごせるように
- 災いを遠ざけるため
といった願いが込められるようになったのです。
「鬼のはらわた」と呼ばれる意味と由来
ではなぜ、そうめんが「鬼のはらわた」という怖い名前になったのか?
これは主に、見た目と昔の価値観が関係しています。
そうめんは細くて長く、白くて柔らかい食べ物ですよね。

昔の人にとって、それはまるで「内臓」のようにも見えたのです。
さらに、「鬼」という存在は、災いや病気の象徴。
つまり、
👉 鬼のはらわたを食べる=鬼を体の中に取り込んで退治する
👉 厄を食べて無くす(厄除け)
という意味合いが込められていたと考えられています。
怖い名前とは裏腹に、実はとても縁起の良い食べ物だったんです。
なぜ怖い名前がついたのか(歴史背景)
現代ではあまり使われない表現ですが、昔はあえて怖い名前をつけることで、
- 邪気を払う
- 災いを遠ざける
という考え方がありました。
その名残が残っている名前もあり、「鬼まんじゅう」や「鬼ころし」なんかもありますよね。
こういった名前の付け方も、「鬼すら倒す・鬼に勝つ」という意味合いで「邪気を寄せ付けない」という願いが込められています。
これは「言霊(ことだま)」の文化にも通じます。
あえて強い言葉を使うことで、悪いものを寄せ付けない。
「鬼のはらわた」というインパクトのある名前も、そうした意味を持っていたと考えられています。
中国の風習との関係
七夕はもともと、中国の「乞巧奠(きこうでん)」という行事がルーツです。
この行事では、
- 手芸や芸事の上達
- 健康や長寿
を願う風習がありました。
その中で食べられていたのが索餅です。
つまり、七夕にそうめんを食べる習慣は、
👉 中国の文化
👉 日本の厄除け思想
この2つが合わさって生まれたものなのです。
無病息災との意外なつながり
そうめんはただの夏の食べ物ではありません。
実は、
細く長い → 長寿の象徴
白い → 清らかさ
冷たい → 体を整える
といった意味もあります。
これらが合わさり、
👉 健康で長生きできるように
👉 病気にならないように
という願いが込められているのです。
「鬼のはらわた」という少し怖い呼び名も、最終的には健康を願う優しい文化だったと言えます。
子どもに説明するときのわかりやすい言い方
もし子どもに聞かれたら、こう説明すると伝わりやすいです。
👉「昔の人は、悪いもの(鬼)をやっつけるために食べてたんだよ」
👉「そうめんを食べると、元気でいられるって意味があるんだよ」
怖さを強調するよりも、「元気になる食べ物」として伝えるのがおすすめです。
七夕そうめんを楽しむ現代風アレンジ
せっかくなら、現代風に楽しく取り入れてみましょう。
例えば、
- 星型の具材(オクラ・にんじん)を乗せる
- カラフルそうめんを使う
- フルーツと合わせてデザート風にする
など、見た目を七夕らしくするだけで一気にイベント感が出ます。
今は、「鬼のはらわた」というよりも「織り糸」や「天の川」として食べられることのほうが多いですからね。
そんな見た目にして食べることで、家族みんなで楽しく食べられますよ。
七夕そうめんをもっと楽しむなら
七夕をきっかけに、ちょっと特別なそうめんを試してみるのもおすすめです。
例えば、
高級手延べそうめん(コシ・のどごしが段違い)
カラフルそうめん(子どもウケ抜群)
流しそうめん器(イベント感アップ)
👉「いつものそうめん」とは全然違う体験ができます。
特に流しそうめん器は、子どもがいる家庭だと満足度がかなり高いアイテムです。
七夕をきっかけに、季節イベントを楽しみながら、ちょっとした非日常を味わってみてください。
まとめ
七夕に食べる「鬼のはらわた」は、そうめんのことです。
怖い名前のように見えて実は、
- 無病息災を願う
- 厄を払う
- 健康を祈る
といった意味が込められた、縁起の良い食文化です。
ただ、今は「天の川」という意味でそうめんを食べることも多いですし、天の川として食べてもOK。
両方覚えておくことで、家族の話のネタにもなりますよ。






