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波動読みは嘘?速読との違いから見えた決定的な矛盾

「本をパラパラめくるだけで内容が分かる」

そんな説明を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

それがいわゆる“波動読み”と呼ばれるものです。

一見すると速読の進化版のようにも思えますが、実はこの2つはまったく別物。

そしてこの違いを理解すると、「なぜ波動読みが嘘と言われるのか」が見えてきます。

この記事では、波動読みの仕組みと速読との違いを整理しながら、冷静にその実態を検証していきます。

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波動読みとは何かを整理

波動読みとは、スピリチュアル分野で使われる言葉です。

文字を読まずに本の内容を“波動”として受け取る読み方

と説明されることが多いです。

ページを高速でめくりながら、内容を感覚的に理解するとされています。

一般的な文字を読んで内容を理解する読書とはまったく異なるアプローチです。

速読との違いをわかりやすく比較

ここで重要なのが、速読との違いです。

速読:文字を目で追いながら処理速度を上げる
波動読み:文字を読まずに内容を理解する

速読はあくまで「読む行為の高速化」です。

それに対し、波動読みは「読む行為そのものを省略する」考え方です。

この時点で、両者は似ているようで根本が違うことが分かります。

速読の場合ちゃんと文字は読みますし、本の内容を理解しながら読む方法です。

どうやって速く読みか?という部分は色々あり、速読法によって変わってきます。

私の読んだ速読法で一番納得ができたのが、「1回目より2回目のほうが速く読める」というもの。

速読法というよりは当たり前のことなんですが、1度読んで内容を理解して読み直せば速く読めるし、繰り返し読めば良いっていう方法です。方法っていうのも怪しいですが。

速読法としてはどうなの?っていうのはあると思いますが、誰でも納得できるし、「嘘だ」という人はいないと思います。

それに対し、波動読みはそもそも文字を読まないし内容を理解しないので、本当にそれで理解できるの?っていうのがあると思います。

そこを深掘りしていきます。

「読まずに理解」は本当に可能か

本当に文字を読まずに内容を理解できるのでしょうか?

結論から言うと、現時点では それを裏付ける科学的な根拠は確認されていません。

普通、本の内容を理解するには、

  • 文字の認識
  • 言語処理
  • 意味の統合

といったプロセスが必要とされています。

これらを完全に飛ばして内容を理解するというのは、一般的な認知科学の観点では説明が難しいのが現状です。

「波動」自体、科学的根拠がありませんし、スピリチュアルの要素が強いので、科学的な考えからのアプローチでは証明は難しいです。

つまり、「波動読みをできている」と言っている人が本当に内容を理解しているのかどうかってことになります。

なぜ嘘と言われるのか

波動読みが「嘘」と言われる理由は主に3つあります。

① 客観的に証明できない

再現性や検証性がなく、第三者が確認できません。

「波動読みができる」という人がいるのであれば、その人に新刊を渡して波動読みをしてもらって内容を理解できているかどうか質問すれば良いんですが、「波動読みができる」という人と会うことが難しいです。

テレビでも特集を組んで、やってくれれば良いんですが、それもないですし「嘘だ」と思われてしまうのも無理はないことかなと思います。

② 結果が人によってバラバラ

同じ本でも感じ取る内容が一致しないケースが多いです。

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「波動」自体がスピリチュアル要素が強いので、人によって感じ方が違うんですよね。

人によってはAだった、別の人はBだったってことになりかねないので、胡散臭く感じやすいです。

③ ビジネス化による不信感

波動読みの幼児教室などもあるんですが、

入会に2万円前後
1回1時間前後で2万円〜3万円
教材費が年間1万円前後

入会金を取った上に授業も1回につき2万円〜3万円かかります。

月に1回の授業だったとしても年間30万円近くなります。

やることと言えば本をぱらぱらめくるだけ…っていうと語弊があるかもしれませんが、できるようになるのはソレ。

詐欺っぽく感じてしまうのは仕方ないでしょう。

これらが重なり、「信頼できない」という評価につながっています。

当たると感じる心理トリック

一方で、「当たっている」と感じる人がいるのも事実です。

その背景には心理的な要素があります。

  • 自分に都合よく解釈する(確証バイアス)
  • 曖昧な表現を当てはめる
  • 期待による体感の変化

いわゆる“占いが当たると感じる仕組み”に近いものです。

占いも誰にでも当てはまりそうなことを言って、相手が「思いあたるフシがある…」と勝手に都合よく解釈して「当たった」と思うようになっています。

それと同じようにパラパラめくって「理解できた」「しっくり来た」と感じる人が出てきます。

つまり、完全な情報理解というよりは感覚的な納得感が先に来ている可能性が高いと言えます。

科学的に検証するとどうなるか

科学的な視点で見ると、

  • 文字を読まずに内容を正確に理解する
  • 誰がやっても同じ結果が出る

この2点が満たされない限り、信頼できる技術とは言いにくいのが現実です。

文字を一切読まずにパラパラとめくっただけで完全に本の内容を理解できて、「そらんじることができる」というのであれば信じても良いと思います。

さすがに「そらんじる」のは難しくても、せめて内容をしっかり把握できていないと正しい読書法とは言えないでしょう。

現時点では、波動読みは内容を理解できているとは言えませんし、再現性のある読書法としては認められていません。

結論:波動読みは信じるべきか

ここまでをまとめると、

波動読みは
👉 速読の延長ではなく、全く別の概念
👉 科学的根拠は確認されていない
👉 心理的な影響で効果を感じる可能性がある

という位置づけになります。

そのため、

「誰でも再現できる読書法」として信じるのは難しい

というのが現実的な結論です。

ただし、「気持ちが楽になる」「モチベーションが上がる」といった個人的な効果を感じる分には否定するものではありません。

重要なのは、過度に期待せず、冷静に判断することです。

波動読みをすることで、本を読むモチベーションを上げることは可能だと思います。

漫画本とかは別にしても資格などの勉強するために本を読まないとなると本を開くのも億劫じゃないですか。

特に分厚い本を読まないといけないとなるとなおのこと。

けど、「波動読みでパラパラめくるだけで良い」となればまだ気が楽になりませんか?

パラパラめくっているうちに気になってきて、読みたくなることはありますし、「本を開くのすら面倒」という最初の難関はクリアできます。

そこから勉強にシフトできればそれが一番ですし、波動読みはそういった使い方をするのが良いんじゃないかなと思います。

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豆知識・雑学

Posted by みぞれ