運動会が９月に開催されるのは、なぜ？実は東京オリンピックが関係していた！？
運動会といえば、９月。
しかし、なぜ９月に開催されるのか、気になったので調べてみました。
地方別運動会の割合
ウェザーニュースで運動会の開催時期を地方別に調査していましたので、そちらを紹介したいと思います。
各地で運動会開催！空も子供たちを応援♪ | ウェザーニュース出典 各地で運動会開催！空も子供たちを応援♪ | ウェザーニュース
北海道と東北、北陸では春に運動会が開催されることが多く、それ以外では秋に開催されるほうが多いですね。
なぜ９月に運動会が開催されるのか？
北日本以外では秋に運動会が行われることが多く、秋の中でも９月に運動会が行われることが多いと思います。
では、なぜ９月に運動会が開催されるのでしょうか。
これは、１９６４年に行われた東京オリンピックが関係しています。
高温多湿の東京で、真夏にスポーツを行うのは危険と判断され、時期をずらしました。
しかし、雨が降ってしまうと、できない競技も多いため、晴れの多い月を選ぶ必要があり、統計上晴れやすく、土曜日だった１０月１０日に開催されることになったのです。
１０月１０日が体育の日と定められたこともあり、９月～１０月に運動会が多く開催されるようになったのです。
その名残で、９月に運動会が開催されることが多いのです。
最近は春に行われることも
関東で、運動会が春に行われるのが３６％と４割ぐらいになっていて、だんだん春に運動会が行われることも多くなってきています。
春の場合、５月に行われることが多いですね。
５月も９月と同じような気候で、晴れる日も多いからです。
また、秋は台風が発生するため、日程調整が難しかったり、９月は残暑が厳しく、まだまだ暑かったりします。
その他にも、秋には遠足や修学旅行、文化祭など行事が多いため、行事を分ける意味もあります。
５月に運動会が行われることで、クラス編成後のみんなで運動会の練習をしたり、競い合ったりすることで、親睦を深めることができ、仲間意識を持つことができるようになります。
そういうこともあって、春に運動会が開催されることが多くなってきているようです。
ただ、５月は紫外線が強いのですし、運動会では日差しの下に長時間いることになりますので、帽子や日焼け止めクリームなど紫外線対策が必要になります。
運動会が５月に開催されるにしても、９月に開催されるにしても、どちらも良い点・悪い点があります。
学校では、それらを総合的に判断した上で、いつ運動会を開催するかを判断しています。
なので、学校に合わせるのが最良だと思います。