キスの日はなぜ5月23日?由来となった出来事と意味を解説

5月23日が「キスの日」と聞いて、最初はちょっと照れてしまいました。
でも気になって調べてみたら、ただロマンチックなだけの日ってだけじゃないんです。
日本の歴史や文化に関係した“意外な由来”があることを知ってビックリ。
しかもこの日は、日本人にとって「キス」という行為が広く知られるきっかけになった、ちょっと特別な日なんです。
今では当たり前のスキンシップも、昔はとても珍しくて話題になったそうです。
この記事では、
・キスの日はなぜ5月23日なのか
・どんな出来事が由来になっているのか
・現代での楽しみ方
を分かりやすく解説していきます。
読み終わる頃には、きっとこの日を少し特別に感じるようになりますよ。
キスの日とは?どんな記念日?
キスの日とは、毎年5月23日に定められている記念日。
日本で初めてキスシーンが登場した映画の公開日を記念したものです。
その作品が、はたちの青春です。
この映画の中で、日本映画として初めてキスシーンが登場したことから、5月23日が「キスの日」として知られるようになりました。
はたちの青春ってどんな映画?気になるキスシーンは?
はたちの青春は1946年5月23日に公開された佐々木康監督の映画。
もう80年前になるので、ビデオもDVDもないので映画を確認することはできないんですが、あらすじは残っています。
はたちの青春のあらすじ
銀行員の主人公・桑原は、同僚の間ではちょっとした有名人。けどそれは、仕事ぶりじゃなく「ケチ」ということで。
桑原は同僚の煙草を一本・二本と言葉巧みにもらい受ける。気づいたらポケットのタバコがなくなることから「ポケット騒ぎ」なんてあだ名までつけられる始末…
そんな桑原にも家庭ではまったく別の顔があった。妻も娘も愛していて優しい旦那としての一面が。
そんなある日、同僚が桑原にこんな話を持ちかけられた。
「部長が君の娘さんを息子の嫁にって考えてるらしいぞ」
「部長の言うことはは絶対!」と信頼し切っている桑原。すぐにこの話に乗って娘に部長の息子を紹介することに。
けど、娘の章子には恋人がいて二人は将来を誓い合った仲。それも父の昔なじみである三好の息子・啓吉。
それでも部長を優先する桑原は、娘の気持ちなどお構いなし。「もっと良い縁談がある」と突き進む。
ある夜、章子が啓吉の家を訪ねていると知った桑原は怒鳴り散らす。
「親の気持ちもわからんのか!」
そのまま三好の家に乗り込み、激しく言い争いになった。三好も一歩も引かず、今度は息子・啓吉に別の縁談を急がせる。板挟みになった啓吉は、頑固な父の性格を知っているだけに苦しくなる一方…
そんな中、章子の母・浅子は立ち上がる。
「この子に、私と同じ思いはさせない」彼女自身、望まぬ結婚で苦しんだ過去があった。だからこそ娘の幸せを守りたかった。
桑原と激しく口論した末、浅子は家を飛び出し、実弟のもとへ身を寄せる。
夫に対する、静かな“抗戦”だった。
家族はバラバラになり、桑原はようやく現実と向き合うことになる。
三好の家を訪ねても相手にされず、部長の縁談も嘘だったと知る。
すべてが自分の思い込みだった――
絶望の淵に追いやられ、鮭で誤魔化す日々が続いた。
そんなある日、酔いつぶれて立ち寄った森田の家で、彼は静かな父娘の暮らしを目にする。
飾らない温かさ。
娘と向き合う、自然な距離感。
その光景に、桑原はふと気づいた。
――自分は、娘の幸せを見ていなかったのではないか。
意を決した桑原は、再び三好のもとを訪れる。
今度は、これまでとは違った。頭を下げ、心から詫びた。
しかし三好は簡単には許さない。それでも桑原は食い下がる。
「まずは、自分の妻と話をつけてこい」
そう諭され、桑原はようやく本当の意味で向き合い始める。
家族と。
娘の気持ちと。
やがて――
すべての誤解と衝突は解け、両家には穏やかな春が訪れる。
はたちの青春のキスシーンは?
キスシーンは、桑原の一人娘・章子を演じる幾野道子さんと婚約者の啓吉を演じる大坂志郎さんのクライマックスシーン。
【5月23日は #キスの日 💋】
本日は、1946年に日本初のキスシーンが登場する映画
『はたちの青春』が封切られた日でした‼️今では映画でのキスシーンは当たり前ですが
この当時は大変衝撃的だったそうです。監督:佐々木康
出演:大阪志郎/桑野道子https://t.co/Wqk0V3GMgl pic.twitter.com/BLxHjau7s7— 松竹シネマクラシックス【公式】 (@CINEMACLASSICSS) May 23, 2018
同僚にハメられ、他のことが見えなくなって家族がバラバラになりかけたところを何とか踏みとどまって、解決し結婚できた両者。
映画では感動のクライマックスシーンだったことは間違いないでしょう。
由来となった出来事|日本初のキスシーン
当時の日本は、まだ戦後間もない時代。人前でキスをする文化はほとんどなく、非常に珍しいものでした。
そんな中で公開されたこの映画では、俳優同士がキスをするシーンが描かれ、良い意味でも悪い意味でも大きな話題となります。
今まで映画に「キスシーン」なんて一度も登場しなかったわけですからね。
クライマックスシーンで感極まった人もいるでしょうし、恥ずかしくて見ていられなかった人もいるでしょう。
賛否両論出るのは想像に難くありません。
今ならXで「はたちの青春」とか「キスシーン」とかでトレンド入りして、色んなことを言い合っていたと思います。
しかも興味深いのは、そのキスシーンが「検閲の指導」によって追加されたという点です。実は監督が「キスしろ」と言って入れたわけじゃなく、GHQに「キスシーンを入れろ」と言われて入れたんです。
戦後の日本では、GHQ(連合国軍総司令部)の影響で、欧米文化が取り入れられていきました。
その一環として、「もっと愛情表現をオープンにすべき」という考えから、キスシーンが取り入れられたんです。
おそらく、GHQは「家族を大事にしてないから戦争して特攻してくるんだ」と思ったんでしょうね。「愛情表現を常日頃からしていれば、アメリカを攻めてくるなんて愚かなことはしないはずだ」と考えて、入れるように言ったんじゃないかと思います。
そういった検閲は結構残っていて、実は将棋もその1つ。
当時は将棋もチェスと比べられて「相手の駒を使うのは捕虜虐待じゃないか」と言われたそうです。
質問を受けた升田八段が「取った駒を使わないチェスのほうが捕虜の虐殺だ。将棋は捕虜を虐待も虐殺もせず全部の駒が生きている」と言い返して、将棋を守ったという話が残っています。
もし言い返せなかったら、将棋のルールも変更されていた可能性すらあるので、升田八段が言い返してくれて本当に良かったなと思います。
キスの日の意味|ただの記念日じゃない
キスの日は単なる恋愛イベントではなく、「文化の変化を象徴する日」という意味もあります。
・日本人の価値観の変化
・欧米文化の影響
・恋愛表現の自由化
欧米文化が一気に入ってきて、「感動的な映画の最後でキスをした」となれば実際に取り入れる家庭も出てきたことでしょう。
今でも当たり前にキスが行われているってほどではないですが、当時よりは寛容になりましたからね。
家の中はもちろんのこと、外でもたまにキスしている人も見かけます。
昔なら何か言われたり距離を置かれたりして遠ざけられたかもしれませんが、今はそこまで気にしなくなってきています。
そういった意味ではGHQの狙いは「うまくいった」と言って良いかもしれませんね。
キスの日の楽しみ方|現代ならではの過ごし方
現代では、キスの日はカップルだけでなく、さまざまな形で楽しむことができます。
例えば
・恋人と少し特別な時間を過ごす
・日頃の感謝を伝える
・自分へのご褒美を用意する
など、無理にロマンチックにしなくてもOKです。
SNSでは「#キスの日」といったハッシュタグで盛り上がることもあり、ちょっとしたイベント感覚で楽しむ人も増えています。
\本日、5月23日は #キスの日 💋✨/
リップスが 起き上がり
何かをしたそうに こちらを見ている・・・#ドラゴンクエスト pic.twitter.com/aiBaDSh67y
— ドラゴンクエスト宣伝担当 (@DQ_PR) May 22, 2025
ドラクエもこんな悪ノリしていたり(笑)
#キスの日 pic.twitter.com/Pknq4H0iNh
— 株式会社 山善【公式】 (@YAMAZEN_jp) May 22, 2025
企業の悪ノリが結構楽しいので、Xを見るのをやめられないんですよね。
キスの日らしいので #キスの日 pic.twitter.com/ylUlq7A53w
— マヨネ (@GMJpaCSCbuIDYDw) May 22, 2025
ピュアピュアなキス。
かわいい😍
キスの日におすすめのプレゼント
キスの日に何か特別なことをしたいなら、ちょっとしたギフトを用意するのもおすすめです。
■香水(距離が近づくアイテム)
キスの日にぴったりなのが香水。近づいたときにふわっと香る香りは、特別な印象を残してくれます。
ただ、あまりやり過ぎると不快にさせてしまいますし、いつもしていない新しい香りも違和感を与えてしまいます。
あくまでさり気なく、清潔感をプラスするような自然な香りがおすすめ。
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■スイーツ(甘い時間を演出)
キスの日は「甘い時間」を楽しむ日でもあります。
チョコレートや焼き菓子などは定番のギフト。
・高級チョコ
・おしゃれな焼き菓子セット
・SNS映えスイーツ
など、見た目にもこだわるとさらに特別感が出ます。
まとめ|キスの日は文化と想いが詰まった日
キスの日は、ただロマンチックなだけの日ではありません。
1946年の映画をきっかけに、日本人の価値観が少しずつ変わっていった「文化の節目」とも言える日です。
だからこそ、
・恋人との時間を楽しむ
・感謝を伝える
・自分を大切にする
そんなきっかけの日として、自由に楽しんでみてください。






