当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

ひな祭りは何の宗教なの?仏教?神道?歴史も調べてみた

ひな祭りの宗教

3月3日に行われるひな祭り。女子の健やかなる成長を祈るための節句とされていますが、何の宗教が元なのか?って分かりにくいですよね。

キリスト教だとイエス・キリストが元になっていて、キリストの誕生を祝うクリスマスやキリストの復活を祝うイースターとかほとんどイエス・キリストが元になっていますが、「女子全般の成長を祈る」ってなかなかないと思います。

ひな祭りがどういった経緯で生まれたのか?その歴史や宗教について調べてみました。

スポンサードリンク

元々は中国の風習

中国の風習

国会図書館の博物館だよりに書かれていたんですが、元々は中国の風習だそうです。

雛祭は「桃の節供」ともいい、また五節供の一つ「上巳の節供」に当たります。
上巳とは三月最初の巳の日のことで、古代中国ではこの日に、川の水で身を清める祓の風習がありました。

出典 digidepo_10191210_po_index.html@action=common_download_main&upload_id=541.pdf

3月3日は「上巳節」で、中国では上巳は季節の変わり目で、邪気が入りやすいと考えられていて、それを清めるために水辺で穢れを払っていたようです。

それを遣唐使によって伝えられて、日本でも曲水の宴を催したり、禊の神事と結びつきました。また、草や藁で人形(ひとがた)を作り、そこに穢れを移して、川や海へ流すようになったのです。

流し雛を今でも行われているところもあり、流し雛がひな祭りの原型ということですね。

女子の成長を祈るようになったのは?

女子の成長を祈る

これだけですと、まだ「女子の成長を祈る」というひな祭りには結びつきませんが、貴族の間で、小児の形をした人形を作られ、それを幼児の災いを払うために使われてきたのです。

スポンサードリンク

貴族の間では「天児と這子」と呼ばれる小児の形をしたものが、幼児にふりかかる災いを祓うものとして使われていました。

出典 digidepo_10191210_po_index.html@action=common_download_main&upload_id=541.pdf

「天児(あまがつ)と這子(ほうこ)」というのは女の子と男の子の人形で、着物を着せたりもしていて、今の雛人形の原型のようなものです。

また、小さな人形を使って遊ぶことが子女の間で行われていて、それがこの「天児と這子」に結びついて、現在のひな祭りになりました。

ひな祭りの日に女の子たちが人形で遊ぶようになって、女子の成長を祈る日になったのです。

ひな祭りの宗教は?

ひな祭りの宗教

ひな祭りの原型は「水で身を清める」ことから始まったので、仏教的なところがありますよね。

仏教で「垢離(こり)」というのがありますが、これが水を浴びて心身を清めることです。滝に打たれる滝行とかもそうですね。

ただ、これが日本に入ってきて、人形を使われるようになって、神道が入ってきたように思います。神道は形代(かたしろ)という神霊の依り代を作りますよね。昔で言うと埴輪とかそうですね。

埴輪は死者の霊が生活する依り代にしたり、葬送儀礼を表現したりするために使われて、日本では昔から人形を使われてきました。

上巳は元々は仏教だったものの、日本に入ってきて神道も加わり、仏教と神道のハイブリッドになったという感じですね。

昔から日本はそういうことをしていますよね。

神仏習合という言葉もありますが、仏教が入ってきて、日本に昔からあった神道と混ぜて信仰されるようになって、今のようになっていますから、ひな祭りもその流れに乗って今のようになったんじゃないかと思います。

なので、宗教的には仏教と神道の混ざった日本的な行事ですね。

スポンサードリンク

イベント

Posted by 4ZzLrzVf