お食い初めに鯛がない時は?代わりにたい焼きじゃダメ?
お食い初めは生後100日記念のお祝いで、「食べることに困らないように」「健康に育ちますように」という願いを込めて、赤ちゃんに食べさせる真似をします。他にも色んな呼び方がされていて、「百日祝い(ももかいわい)」や箸揃え、箸祝い、歯固め、真魚始め(まなはじめ)など呼ばれる地域もあります。
このお食い初めでは、鯛など尾頭(おかしら)つきの魚と赤飯、お吸い物、煮物、香の物を食べます。
鯛は「祝い鯛」と呼ばれ、切り身ではなく尾頭付きの鯛を使います。尾頭付きの鯛は縁起物で、長寿の願いも込められています。
鯛は「めでたい」の語呂合わせから、お祝いに欠かせないお魚です。
とは言え、鯛は高級魚で高いですし、スーパーで売っていないこともありますよね。特に尾頭付きとなるとなおのこと。
そういった場合に代わりとなるお魚やたい焼きでも大丈夫なのかどうかというのをお伝えします。
お食い初めにたい焼きでもいい?
結論から言えば、たい焼きでもOKです。
産まれて100日を祝いする日ですので、赤ちゃんの成長を祝う気持ちのほうが大事です。
たい焼きなら、鯛の見た目をしていて尾頭もついていて、比較的安価でスーパーで買えるので、尾頭付きの鯛の代わりにたい焼きでお食い初めをするのも良いと思います。
何か言ってくる人がいる場合はお食い初めは「真魚始め」だから、お魚じゃないとダメっていう人はいる可能性もあります。
特に気にしなければそれでいいんですが、気になる場合は、鯛ではなく別のお魚にするのが良いです。
お食い初めにおすすめのお魚
お魚であればどれでも大丈夫ですが、鯛でも尾頭付きと言われていますので、切り身よりも尾頭付きのお魚のほうが望ましいです。
そう考えると大きすぎる魚は大変なので避けたほうがいいです。
比較的尾頭付きで手に入れやすいお魚ですと、
- ニジマス
- アユ
- サンマ
- カマス
- イワシ
こういった魚は比較的どこのスーパーでも尾頭付きで買いやすいと思います。
川魚のニジマスやアユは小さめで尾頭付きですし、そのまま塩焼きにしやすいです。特にアユはお祝いで食べられることもありますし、江戸時代では上納されたりとお食い初めのお祝いにピッタリなお魚です。
後は1匹売られているサンマやカマスですね。サンマは安価で手に入る庶民の味方だったんですが、最近は高くなってきていますので、サンマに似た魚で安価なカマスもおすすめです。
後は安価で尾頭付きのイワシですね。小さいのが気になるところですが、安く手に入るので、お食い初めもしやすいと思います。
エビもオススメ
お魚ではないですが、お祝いのときやお正月に食べられているエビもお食い初めにオススメです。
エビなら尾頭付きですし、華やかになるのも良いですよね。
伊勢海老ですと、時期が限られてしまいますし、高価になってしまいますが、普通のエビであれば尾頭付きでもそこまで高くありませんし、お食い初めに使いやすいと思います。