【3月春お彼岸】ぼた餅はいつからいつまで食べる?2023
2023年の3月春のお彼岸は3月18日(土)~3月24日(金)です。
春分の日が中日の3月21日(火)で、お彼岸にお供えして食べるぼた餅もこの間に食べるという感じですね。
ただ、お彼岸の日毎日ぼた餅を食べるのか?というとそんなこともなく、いつ食べるのが一番いいのか?というのが分からず、調べてみることにしました。
ぼたもちはいつ食べる?
ぼた餅はお供物ですので、お墓参りをしてお供えをしてからになります。お墓参りが終わったら、ぼた餅も持って帰ってくると思いますが、その日にそのお下がりをいただきます。
絶対にその日に食べなければいけないということはないんですが、お供えが終わったあとは取っておく必要はないので、いただいたほうがいいです。
ぼた餅はそこまで日持ちがするわけでもありませんし、だんだん固くなってしまうので、美味しいときに食べたほうがご先祖様も喜んでもらえると思います。なので、固くなる前に食べましょう。
もし固くなってしまったら、レンジで10秒~20秒チンすれば柔らかくなります。
さすがに ぼた餅でそこまで固くなることはないと思いますが、固くなってしまった場合はレンチンしてみてください。
そもそもお供え物の意味は?
春のお彼岸には ぼた餅、秋のお彼岸には おはぎをお供えするのが一般的ですよね。そもそもこのお供え物の意味って何なんだろうと思って調べたんですが、ご先祖様の供養と感謝の気持ちを込めた品物だそうです。
お供え物とは、故人・先祖の供養や、感謝の気持ちが込められた品物です。生前に親しい間柄であった場合や、自分の年齢が高い場合は、現金をお供え物として渡します。故人が生前に好んでいた物をお供えすることもあります。出典 お供え物とは?品物の選び方と渡し方・包み方のマナー
感謝の気持ちですので、「ぼたもち」や「おはぎ」でないといけないというわけでもなく、故人が好きだったものをお供えしても良いようです。
故人が好きだったものが分かる場合は、それをお供えするのも良いと思います。
お供物にNGの物
ただ、故人が好きだったからと言って、何でもお供えしても良いというわけではなく、お供えしないほうが良いものもあります。
それについてもご紹介しますね。
- 日持ちしないもの
- 溶けやすいもの
- お墓を汚してしまう可能性のあるもの
- お肉やお魚
- 刺激的な香りがするもの
こういったものがお供物としてNGなものになります。
日持ちしないもの
お彼岸の場合はお供物をすぐに下げますが、基本的にお供物はすぐに下げずに何日か置いておきます。そのため、日持ちしないものですと、すぐに悪くなってしまうので、避けるべきとされています。
なので、日持ちせず常温保存ができない生菓子(ケーキなど)や綿菓子などは避けましょう。
溶けやすいもの
溶けやすいものも日持ちしないものと同じ理由ですね。お供えして置いておく必要があるので、その間に溶けてしまう可能性があります。なので、そういったものは避けましょう。
例えば、アイスとか飴とかがそうですね。
お墓を汚すもの
汚してしまうとシミになってしまう危険性もありますし、汚くなってしまうのはご先祖様も良い気はしないでしょう。そのため、汚してしまう危険性のあるものはお供物に向いていません。
汁物は基本的にやめたほうがいいですが、缶ジュースとかであれば、落ちたとしてもこぼれないので問題ありません。
落ちても大丈夫であればお供えできますので、ゼリーや缶詰など未開封のものであれば大丈夫です。
お肉やお魚
お坊さんもお肉やお魚は食べずに精進料理のみを食べますよね。お肉やお魚を食べるお坊さんは生臭坊主と言われ、戒律の守らない品行の悪い僧とされています。
これは仏教の教えで、「無益な殺生はしてはいけない」とされているからです。できるだけ命がある動物の命は奪わないようにしているため、食べてはいけないとされているのです。
そのため、お肉やお魚はお供え物としても不適切です。
刺激的な香りがするもの
特に五辛はNGと言われていて、ニラ、ネギ、ニンニク、らっきょう、ショウガの5つの辛味のある野菜がNGです。
この五辛は熟して食べると情欲がめばえて、生で食すと怒りが増すと言われていて、禁忌の野菜とされています。また、天上に住み雲中を飛べる最高位の仙人、天任がこの臭みを嫌って逃げていきます。
こういったものはお供えに向いていないので、避けるようにしましょう。