鏡開きに鏡餅がカチカチに固い…割り方と柔らかくする方法
1月11日の鏡開きにお正月に飾っていた鏡餅を食べる日ですね。餅が好きで、鏡餅も早く食べたいなって思いながら11日になるのをいっつも楽しみにしていました。
ということで食べたいと思うんですが・・・
さすがにここは刃物入れていいんですかね(^_^;)
はがせるようにもなっていませんし、割るのも難しいです。いつもなら普通に刃物を入れていたんですが、「鏡餅は切ってはいけない」というのを聞いて、ちょっと迷いが・・・
ただ、「容器開封時には刃物等の取り扱いにご注意下さい」と書かれているので、使っていいんでしょうね。
なので、ここはナイフを入れて切っていこうと思います。
ここからがまた大変で、プラスティックの容器にピッチリ餅が入っているので、取り出すのが大変でしたが、なんとか取り出せました。
容器だけじゃなく餅もカチカチになっていて固い・・・
画像だとカチカチかどうかは分からないと思いますが、石なんじゃないってぐらいカチカチに固いです。
さすがにこれを手で割っていくのは大変ですね。
鏡餅は切ってはいけない
包丁とかで小さく切って煮たり焼いたりするのが手っ取り早いと思いますが、鏡餅は包丁で切ってはいけないっていうルールがあります。
というのも切るのは「切腹」を連想させるため、縁起が悪いということで、切ってはいけないというもの。だから、「切る」とか「割る」といった物騒な意味のある言葉は使わずに「鏡開き」というわけですね。
まぁ、武士の時代じゃありませんし、切腹をする人はいないので、「切る」から「切腹」を連想する人はほぼいないと思いますし、時代が違うので、切ってもいいんじゃないかと思います。
ただそれを言うと「昔はこうだった」おじさんが現れて、「鏡餅は切っちゃいかん!」と鼻息荒く言ってくるので、そういうおじさんたちに何も言わせないように、ここは1つ伝統に従って切らずに頑張ってみようと思います。
それでダメなら「うるさい老害!時代が違うわ」と包丁で切れば良いですし。
取りあえずやれることはやってみましょう。
濡らしてレンチン
どうしたら柔らかくなのか調べたら、お餅の表面を濡らして電子レンジでチンするのが良いと大正12年から続くお餅屋さんが書いていました。
お餅の表面をサッと水で濡らして、少しゆるめにラップで包んで電子レンジでチンします。出典 カチカチになった固いお餅を柔らかくする調理方法|投げ餅コラム|投げ餅の販売なら|浜松市の餅なげ.net米寅
餅は餅屋って言いますし、古くから続くお餅屋さんが言うんですから、間違いないでしょう。水は表面を濡らす程度が良くて、あんまり水に浸しすぎると吸収してベトベトになっちゃって、美味しくなくなるそうです。
何分ぐらい温めればいいというのは書いていなかったんですが、取りあえず1分やってみようかなと思います。それでダメだったら、もう少し温めてみます。
すごい柔らかくなりました。さすがは餅屋さんのやり方ですね。餅の柔らかさもしっかり出ていて、おしるこに良さそうなお餅になりました。
ただ、上の部分がまだ固いので、上と下を割って、上をレンチンしていきたいと思います。
結構熱かったんですが、なんとか上と下を分けることに成功しました。
なので、上に水をまたちょっとつけて、30秒温めていきます。
こちらが上を30秒温めた鏡餅。固かった鏡餅がめっちゃ柔らかくなりました。
ということで、温めた時間は合計1分30秒ですね。上と下で柔らかくなる時間が違うみたいなので、1分やって上だけ30秒やるっていうのが最適な鏡餅の柔らかくする方法なのかもしれません。
面倒なら1分30秒そのまま温めれば、上も下も全部柔らかくなると思います。
おしるこを作っていく
鏡餅が柔らかくなったら、さっそくおしるこを作っていきます。
ゆであずき缶から本格的に作っても良いんですが、今回はもっと簡単にやっていきます。
森永のおしるこの素を使っていきます。餅は入っていないんですが、裏を見たら「つぶあん、こしあん、乾燥あん」の3種のあんこが入っているとのこと。
これは美味しいでしょう。なんて言っても天下の森永ですし。
中は固形のあんこが1つの塊になっていて、水かお湯で溶かせば、おしるこになります。
ここに柔らかくなった鏡餅をちぎって入れて、最後にお湯をそそげば完成ですね。本来はお餅を茹でたほうがいいと思いますが、これだけ柔らかくなっていれば茹でる必要はないでしょう。
ただ、餅が多いのでこのブロックを半分に切って2回に分けて飲むのが良いかもしれないですね。
おしるこを半分に切ってお餅をちぎりました。後はお湯をそそぐだけ♪
これで完成ですね。お餅は下に沈んでいますが、うっすら見えるのが分かるんじゃないかと思います。
おしるこの味は?
しっかりおしるこの味がして甘くて美味しかったです。お餅も柔らかくなっていましたし、本当にあの固かった鏡餅?って疑うレベル。
カチカチになっていても、しっかり柔らかくなるんですね。さすが長年続くお餅屋さんのやり方です。
1点だけ悪い点をあげるとしたら、あんこの味が入っていなくて、味が薄かったので、お餅とおしるこを鍋に入れて一緒に茹でたほうがお餅に味が入って美味しかったかもしれません。そこだけが失敗でした。