七草粥は昼や夜でもいい?朝食べないとダメ?
1月7日に食べる七草粥。基本的に七草粥は朝に食べるとされていますよね。
なぜ朝に食べるのかというと、江戸時代に市中での風習で、「六日になずなを買って、同夜と七日暁と再度これをはやす」という風習がありました。
◆六日年越し◆
江戸時代「六日になずなを買って、同夜と七日暁と再度これをはやす」とあります。
「七草なずな,唐土の鳥と…」
6日の夜、翌日の七草粥に入れる七草をまな板に載せ,神棚の前で包丁でたたきながら唱えました。大陸から鳥が疫病を持って来ないうちに追い払うという意味も込めている。 pic.twitter.com/YRzyiuFOla— kazu (@kazu409366471) January 5, 2022
6日になずなを買ってきて、その夜になずなを刻んで、7日の朝に七草粥を食べていたんです。この風習から七草粥は朝に食べられています。
今も朝に食べているという人も多いでしょうし、伝統的にはそれが正しいんでしょう。
かといって、必ずしも朝に食べなきゃいけないなんてことはありませんし、もちろん昼や夜に食べても問題ありません。
七草粥を前日の夜に準備しておく余裕がなかったり、そもそも朝は食欲がわかなくて食べられなかったり、人それぞれ事情もあると思います。無理に朝 食べる必要もなく、昼でも夜でも食べられるときに食べるのが良いと思います。
七草粥を食べる理由
そもそもなんで七草粥を食べるのか?ということなんですが、春の七草は胃腸に優しい野草なので、お正月の祝膳で弱った胃を休めるために食べます。
また、春の七草は胃腸だけでなく、抗菌作用や咳を鎮める作用があるものが多いので、風邪などの病気の予防効果も期待でき、1年間の無病息災を願って食べられています。
体に優しいだけでなく病気にも強くなるので、食べる時間帯も日にちも気にせず、いつでも良いので、食べるようにしたほうがいいです。
実は夜に食べるのも効果的
昔は朝に食べられていた七草粥ですが、夜に食べるのも効果的ですし、夜でも構いません。
というのも、お粥ですので消化に良いですし、日が沈んで寒くなっていく夜に温まることができます。夜は活動量も下がるので、消化に良いものを食べたほうが消化不良を起こしにくくなります。
なので、夜ご飯を七草粥にするのはとても合理的ですし、昔は朝に食べていたからといって、無理に朝に食べる必要もなく、夜に食べても問題ありません。
七草粥自体は体に良くて温まるので、この寒い時期にピッタリですし、今が旬なのでぜひ食べてくださいね。