春分の日とは?子供向けにもわかりやすく簡単に紹介
3月にある休日の春分の日。
春分の日は、「昼と夜の長さが同じ日」になる日で、春分の日が過ぎるとだんだん昼の長さが長くなっていきます。
これはご存知の方も多いと思いますが、実際に春分の日とは何なのか? なぜ休日なのかというと、説明が難しいところもあると思います。
特に子供から質問されると、答えるのが難しいですよね。
そこで、簡単にわかりやすく春分の日について紹介しますので、子供に説明する際にも参考にしていただければと思います。
春分の日とは
春分の日が祝日の理由
まず、春分の日が祝日の理由ですが、祝日法という国民の祝日に関する法律で、「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」とされています。
春分の日は旧憲法下で「春季皇霊祭(しゅんきこうれいさ)」という天皇・皇后が出席して皇霊殿で、歴代の天皇・皇后・皇親の霊を祀る儀式、「先祖祭」が行われていました。
この春季皇霊祭は「皇室祭祀令」で、大祭に指定されて、明治11年から昭和22年にかけて祝祭日(休日)でした。
それが今の春分の日として、国民の祝日となっています。
春分の日の意味
春分の日は、春が始まる最初の日です。
祝日法で「自然をたたえ、生物をいつくしむ。」としているのは、春の訪れを感じて、自然の美しさに目を向けるためです。
また、春分の日は、お彼岸の中日でもありますね。
彼岸はご先祖様のいる世界で、西に位置していると言われています。
反対にこの世は此岸(しがん)と言われていて、東に位置すると言われています。
そして、春分の日は、太陽が真東から昇って、真日に沈みます。
そのため、彼岸と此岸がもっとも通じやすい日となると考えられていて、ご先祖様を供養するようになったのです。
ご先祖様に感謝して、お墓参りに行き、お供えをするのはそのためです。
春分の日を子供向けに簡単に説明するなら?
春分の日は春の訪れを感じる日ですので、「草や鳥たちが出てきて、みんなで春を喜ぶ日なんだよ。」というのはいかがでしょう。
または、春分の日にお墓参りすることに疑問を持たれたのでしたら、「ご先祖様と暖かくなってきたことを喜ぶためだよ。」といった感じに伝えてあげるといいかもしれません。