春のお彼岸2019お供えする花・食べ物(和菓子や果物など)まとめ
3月にある春のお彼岸。
お彼岸に、お花やお線香、食べ物などをお供えするという方も多いのではないでしょうか。
どういったお花や食べ物をお供えするのかといったことをまとめましたので、ご活用ください。
春のお彼岸にお供えする「お花」
仏花といえば、「菊」ですね。
なので、春のお彼岸でも菊をお供えしても問題ありません。
ただ、菊と決まっているわけではありませんので、菊ではなくても大丈夫です。
菊ではないお花をお供えする場合は、白などの淡い色の花をお供えするのが望ましいです。
具体的には、白百合やコチョウラン、カーネーションなど清楚な見た目の種類のお花がオススメです。
とは言え、「淡い色の花」でないといけないということでもありませんので、基本的にはどういったお花でも問題ありませんのが、お供えするのに望ましくないお花もあります。
それが、「トゲのあるお花」「ツルのあるお花」「毒のあるお花」の3種類になります。
「トゲのあるお花」は、バラやアザミなどですね。
トゲがあるお花は、攻撃的とされていて、失礼にあたるとされています。
「ツルのあるお花」は、スイートピー、クレマチスなどです。
ツルはからみつくことから、「成仏できない」といった意味があります。
「毒のあるお花」は、「スイセン」や「スズラン」があたります。
春のお彼岸にお供えする「食べ物」
食べ物をお供えする場合は、果物や和菓子が一般的ですよね。
洋菓子をお供えすることもなくはないですが、和菓子のほうが多いです。
そこで、春のお彼岸にお供えする果物や和菓子を紹介しますね。
果物
果物をお供えする場合は、熟していないものをお供えします。
お彼岸中はお供えすることになりますので、熟していますと、すぐに悪くなってしまいます。
そのため、熟していない果物をお供えするようにしてください。
まだ食べるには早いぐらいの青くて固いぐらいの果物がちょうどいいと思います。
果物の種類としては、丸い果物がオススメです。
丸は円とも言われますね。円は縁にかけて、縁起物とされています。
そのため、りんごやオレンジ、ぶどうなど丸い果物をお供えすることが多いです。
和菓子
和菓子をお供えする場合は、お彼岸には「ぼたもち」が一般的です。
ぼたもちは、小豆の赤色に魔除けの効果があり、もち米とあんこを「合わせる」ことから、ご先祖様と自分の心を「合わせる」といった意味があります。
そのため、ぼたもちがお供えすることが多いです。
ぼたもち以外には、落雁(らくがん)をお供えすることも多いです。
落雁はこちらのお菓子ですね。
米などの穀物粉に水飴や砂糖を混ぜて、型に入れて乾燥させたお菓子です。
落雁がお供えされていることを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。
落雁をお供えする理由は、砂糖が貴重だったことと日持ちするお菓子だったことにあります。
昔は、砂糖をふんだんに使ったお菓子は贅沢な品物で、めったに口にできない落雁は最上級のおもてなしでした。
また、落雁は日持ちもして、お供えに適していたことが昔からお供え物として落雁があります。
もちろん、見た目のきれいさもあります。
蓮の花や鯛など様々な形があり、色も赤や緑など華やかで、キレイだったことも落雁がお供えされてきました。