節分の豆まきを入れる三方の簡単な折り方と意味
節分の豆まきをするときに豆を入れておくための三方(さんぼう)。枡(ます)に入れておいてもいいんですが、三方も簡単に作れますので、枡がなければ三方を作れば大丈夫です。
その三方の折り方と「三方」という名前の意味についてご紹介します。
三方の折り方
三方の簡単な折り方をユーチューブにありましたので、そちらをご紹介したいと思います。
まずは十字の折り目をつけるため、半分の半分に折って開きます。
折り目に合わせて四隅を三角に折っていきます。
裏返して、半分に折って三角形にします。
片方の端を頂点に向かって折って開いて、折り目をつけます。
中を開いて折り込みます。
折り紙を裏返して、同じように折っていきます。
両側の三角の間の割れ目に指を入れて開いていきます。開いたら、そのまま半分に折ります。
裏返して、反対側も同じように折っていきます。
中を開いて裏側も同じように開きます。
両端を中心に向かって折ります。
裏返して、反対側も同じように折ります。
先端の三角になっている部分を折って、反対側も同じように折ります。
折った耳を持ってゆっくり開きながら、下を押して形を整えてあげると三方ができます。
思い切り引っ張ると破れてしまうので引っ張りすぎないように注意してくださいね。
三方の意味
三方は神事で使われ、神社や神棚にお供えするものを置くための台です。昔は高貴な人に献上するときにも使っていたようです。ちなみにお寺でも使われますがお寺の場合、三宝(さんぽう)と「仏・法・僧(ぶっぽうそう)」にかけて言われます。
豆まきも神事で、「鬼は外、福は内」と厄を払い新年の幸せを願います。なぜ「豆」なのかというと、「魔目(まめ)」の語呂合わせから、鬼の目にぶつけることによって、鬼を滅する「魔滅」に通じるため、鬼に豆をぶつけて邪気を追い払うためです。
鬼をやっつけるための神聖なる豆ですので、神様にお供えするための三方に置きます。
三方以外にも枡に豆を入れるのも一般的ですよね。枡に入れる理由は主に2つあるようです。
豆をまくときに升を使用するのは、穀物を量る道具であったことから五穀豊穣を祈願するという意味合いもありますが、 成長や発展を表す「増す」や「益す」と同音で縁起がよいためという説もあります。出典 節分の豆まきで升を使うのはなぜ? – 升(枡)の名入れや結婚祝いの通販サイト | 二升五合屋
穀物を測るものから五穀豊穣を祈願する意味と「増す」や「益す」の意味も込めて縁起が良いというもの。
昔から商人の間ではさらに繁栄と発展を願って、豆まきするという風習もあり、今でも節分に店先に豆まきするところも多いみたいです。
古来より客商売をしている商人の間では「益々繁盛」、「益々の発展」というように、お店の発展や商売繁盛を祈って豆まきをする風習があり、現在でも節分の日に店先で豆をまくお店も少なくありません。出典 節分の豆まきで升を使うのはなぜ? – 升(枡)の名入れや結婚祝いの通販サイト | 二升五合屋
三方も神様にお供えする神聖なもので、枡は縁起が良いということで、節分の豆を入れます。