節分の豆まき!大豆を食べ過ぎはヤバい?一日の摂取量と害
立春の前日の節分の日。ほぼ2月3日ですが うるう年の関係で、2月2日や2月4日になったりとズレることもあります。
それよりも、節分といえば豆まきをして、大豆を食べる日ですよね。豆をまくことで、鬼を退治して福を招きいれて、無病息災を願います。
大豆って、進んで食べたいとは思わないですが、あると食べちゃうってことないですか。特に節分の日って、買ってきちゃうので、食べちゃうんですよね。
豆自体は健康に良いって言いますが、さすがに食べ過ぎるとマズいんじゃないかとも思って、食べ過ぎることでの害があるのかどうか や どこまでなら食べていいのかという一日の摂取量を調べてみました。
大豆の成分
まずは大豆に含まれている成分から。
大豆100g当たりの成分量
エネルギー | 水分 | タンパク質 | 脂質 | 炭水化物 | 有機酸 | 灰分 | 食物繊維 |
372kcal | 12.4g | 33.8g | 19.7g | 29.5g | 1.7g | 4.7g | 21.5g |
【ビタミン】
ビタミンK | ビタミンB1 | ビタミンB2 | ナイアシン | ビタミンB6 | 葉酸 | パントテン酸 | ビオチン | ビタミンC |
18μg | 0.71mg | 0.26mg | 2.0mg | 0.51mg | 260μg | 1.36mg | 28.0μg | 3mg |
【無機質】
ナトリウム | カリウム | カルシウム | マグネシウム | リン | 鉄 | 亜鉛 | 銅 | マンガン | セレン | クロム | モリブデン |
1mg | 1900mg | 180mg | 220mg | 490mg | 6.8mg | 3.1mg | 1.07mg | 2.27mg | 5μg | 3μg | 350μg |
参考:食品成分データベース
こうしてみると結構カロリー高いですよね。ご飯100gでも168kcalですが大豆だと372kcalで、2倍以上あります。
大豆は健康的でダイエットにも効果的と言われていますが、さすがに食べ過ぎると太る原因にもつながってしまいそうです。
ただ、他にも栄養がいっぱい含まれていて、健康的なのは間違いないですね。
大豆といえば大豆イソフラボン
大豆は大豆イソフラボンという女性ホルモンに似た成分が含まれていることで有名で、女性ホルモンを増やすために大豆を多く摂ったほうがいいというのが流行ったときもありました。
ただ、大豆イソフラボンに関してはまだ研究中のようで、分かっていないことも多いようです。
骨粗しょう症、乳がんや前立腺がん等の予防効果が期待されるが、一方、乳がん発症や再発のリスクを高める可能性も考えられる。しかし未だ実際に多くの研究が行われている段階にあり、ヒトにおける大豆イソフラボンの有効性と安全性についての議論は確立していない。出典 大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A:農林水産省
というのが農林水産省の見解で、骨粗しょう症や乳がんなどの予防効果が期待されるものの、反対に乳がんの発症や再発のリスクもあるとのことで、どうなのか解明されていないようです。
かと言って、食べないほうが良いのかというとそんなこともなく、色んな栄養が含まれていて、食べたほうがいいと農林水産省も言っています。
ただ、取りすぎは良くない可能性もあるということですね。
大豆を食べ過ぎる害は?
大豆イソフラボンを摂取しすぎると良くない場合があることは前述の通りなんですが、まだ研究段階で正確には分かっていません。
そのほかにも大豆を食べ過ぎることでの害はないのか?というと基本的にないみたいです。
フジッコのおまめさんで有名なフジッコも、害はなく少しぐらい食べすぎても問題ないと仰っています。
伝統食「大豆」は、日本人の食生活を古くから支えてきた大切な柱の一つです。先祖から受け継がれてきた長い食経験があり、歴史的にも大豆食による安全性について問題が提起されたことはありません。出典 大豆食品は食べ過ぎると体に良くない?|イソフラボン上手な摂り方Q&A|イソフラボンのチカラ|研究開発|フジッコ株式会社
むしろ控えるほうが栄養が不足して健康に害を出る可能性があるとも話していますので、豆まきでちょっと多く食べたぐらいでは特に問題ありません。
強いて言えば、食べ過ぎによる腹痛やお腹がゆるむといったことはあるかもしれませんが、それは何を食べても食べ過ぎればそうなりますし、大豆による害ではありません。
大豆の1日の摂取量は?
大豆の1日の摂取量は農林水産省で100gの摂取を目標とされています。
大豆を含む豆類は、牛乳・乳製品などとともにカルシウムに富む食品として紹介されており、1日100g摂取することが目標となっています。出典 大豆及び大豆イソフラボンに関するQ&A:農林水産省
大豆だけで100gとなるとかなり食べないといけませんが、大豆を含むものですので、乳製品や味噌、しょう油など大豆を含むもの含めて全部ですね。しかもこれは100g「まで」ではなくて、100gを「目標」とのことですので、もっと食べても問題ないということですね。
なので、大豆の取りすぎはそんなに気にしなくても良いみたいです。
豆まきのときはあんまり気にせずに大豆を食べて思い切り楽しんじゃいましょう。