天ぷら衣がつかない・薄い…素揚げにならないための対策
レンコンが安かったので、天ぷらにしようと思ったんですが、意外と天ぷらって難しくないですか?
揚げ時間が短くて硬かったり、全然衣がつかなくて素揚げと変わらなかったり…
母親が天ぷらを作るのがうまくて、実は簡単なんじゃないかと思ったんですが、母親のスゴさを改めて実感しました。
ただこれで諦めちゃったんじゃ、レンコンにも申し訳ないし、そもそも美味しい天ぷらが食べたいし…
というわけで、色々試した結果、ようやくそれなりの天ぷらができるようになりました。
これぐらいの天ぷらで良ければ、この方法を試してみてください。
天ぷら衣の作り方
まず大事になってくるのが衣の作り方です。ここを失敗してしまうと、全く衣がつかなくて素揚げみたいになってしまいます。
まずは卵と水を入れて混ぜます。
水の量は天ぷらを作る量によって変わってくるので、何とも言えませんし、そもそも私自身 量をはからないので、水何mlとかは言えないんですが、少なめで大丈夫です。
水が多すぎるとサラサラになって、衣がつかない原因になってしまうので、思っているより少なめにしましょう。
しっかり混ぜてから、薄力粉を入れていきます。
薄力粉は少し多めに入れましょう。薄力粉が少ないと、やっぱりサラサラになってしまい、衣がつかなくなってしまいます。なので、薄力粉は多めに入れることが大事です。
薄力粉を入れたら、混ぜていきます。2度に分けて混ぜるより、水から薄力粉まで全部一緒に入れて混ぜたほうが簡単で良いって考える人もいると思います。というか私がそうだったんですが、そうすると薄力粉を混ぜすぎてしまうんです。
その結果、やっぱりサラサラになって衣がつかなくなってしまいます。
なので、ちょっと面倒でも2回に分けて混ぜることをおすすめします。このとき混ぜるのはちょっとで大丈夫です。
薄力粉の白い粉が残っていて問題ないですし、ダマもあって良いです。
むしろダマは潰さないほうが良くて、これが衣になります。ダマも白い薄力粉の粉が残っていても気にせずに、これぐらいでOK。
ちょっとすくってみて、あまりにサラサラだったら薄力粉を足してください。サラサラだと衣がつきませんので。
具材を切る
具材に関しては人によって違うと思いますが、レンコンやカボチャ、にんじん、サツマイモなど天ぷらにするものを切っていきます。
切り方に関してはお好みで構わないんですが、より短時間で油も少なく揚げたい場合は薄く切ることをおすすめします。
厚いと中まで火が通りにくいので、時間がかかってしまいますし、具材を油にしっかりつけないといけないので、油の量も多く必要になります。
なので、ギリギリまで薄く切ってしまって問題ありません。
上のやつもギリギリまで薄く切って揚げたやつですが、衣がつけばそんなに薄く感じなくないですか?
もちろん時間をかけられて、油も多く使える場合は厚く切っていいですし、具材の味をしっかり感じられてそれも美味しいと思います。
時短で油の後片付けもしたくないなら、薄く切りましょう。
後は揚げていくだけ
後は油で揚げていくだけですね。
フライパンに油を引いて火をつけましょう。
油の量も揚げる量や具材の大きさによって異なりますが、薄く切った場合はフライパンの底が埋まるぐらいで大丈夫です。
菜箸を入れて、泡がぷつぷつし出したら、OKです。
写真だとちょっと分かりにくいですが、少しだけ泡がぷつぷつしています。
天ぷら衣をしっかりつけて、フライパンへ。ダマも具材に乗っけて揚げると、より衣がつきます。
衣が固まったら、裏返して裏側も揚げて完成です。
すぐにお皿の上に盛り付けるのではなく、一度 鉄の網などに置いてからお皿に盛り付けることで、油でベチャッとならなくなりますよ。
これでも衣がつかないときの3つの対策
基本的にこれで大丈夫だとは思いますが、これでも衣がつかないときの対策を3つご紹介します。
- 天ぷら衣の二度漬け
- 薄力粉を足す
- 天ぷら衣を冷蔵庫に入れる
この3つです。
天ぷら衣の二度漬け
一度揚げてみて、「衣が全然ついてないな」って思ったら、もう一回天ぷら衣の中に具材を入れて揚げましょう。
一度揚げた衣にさらに衣がつくので、しっかり衣がついてくれます。
薄力粉を足す
サラサラで衣がつかない場合は、薄力粉が足りてないので、薄力粉を足してあげましょう。
足したら、またちょっとだけ混ぜてあげます。ここでも混ぜすぎないように注意してください。
天ぷら衣を冷蔵庫に入れる
これは少し時間がかかってしまうので、すぐに作らないといけない場合はできないんですが、今すぐに作る必要がなければ、冷蔵庫に入れるのもおすすめです。
冷蔵庫で天ぷら衣を冷やしてあげて時間が経つと混ざった薄力粉が下に沈みます。
これをちょっとだけ混ぜてあげて、下から溜まった薄力粉を具材につけてあげることで、しっかり衣がつくので、分厚い衣ができます。