恵方巻き食べ方ルール喋らないで口から離さないように食べる理由
恵方巻きは節分の立春の日(2月4日頃)に食べるとされていますよね。毎年、歳徳神(としとくじん)という神様がいる方角を向いて食べることで、金運が上がったり幸せになれると言われています。
この歳徳神がいる方角を「恵方」といって、その恵方を向いて食べるから「恵方巻き」という名前になっています。
この恵方巻きはただ恵方を向いて食べるのではダメで、ルールがあります。
それが喋らないで、口から離さないように一気に食べるというものですね。なぜ喋らずに一気に食べるのか?という理由をお伝えします。
喋らないで食べる理由
恵方巻きを喋らないで食べる理由は主に2つ理由があります。
- 喋ると福が逃げてしまうから
- 願い事に集中できないから
この2点です。
福が逃げてしまう
恵方巻きを食べるのは歳徳神から幸せを分けてもらうためというのを冒頭でお伝えしました。そのときに喋ってしまうと口から福が逃げてしまい、幸せになれなくなってしまうため、喋ってはいけないとされています。
願い事に集中できない
喋ることで気が散ったり雑念が入ったりして、お願い事に集中できなくなってしまいます。歳徳神にお願いをするために喋らないで恵方巻きに集中して食べます。
神社やお寺でお参りをして、神様にお願い事をするときは喋らないで両手を合わせて、心の中で唱えますよね。恵方巻きを食べることも歳徳神にお願いをすることなので、神社にお参りすることに通ずるものがあります。
一気に食べる理由
口から離さないように一気に耐えるのは、途中で切らないようにするためです。途中で切ってしまうと「縁を切る」や「運を逃がす」につながってしまうため、口から離さず丸ごと食べないといけないとされています。
とは言っても、大きい恵方巻きの場合一気に食べるのも難しいと思います。途中で離してしまっても良いと思います。
ルールを守ることも大事ですが、それで辛くなったり喉に詰まったりしたら大変ですからね。せっかく恵方巻きをいただいているんですし、一番大事なのは美味しく食べることでしょう。その上で できるだけルールも守ろうと頑張ってみるのが良いと思います。
そうすれば、歳徳神だって分かってくれるでしょうし、美味しく恵方巻きを食べれば、願い事も叶えてくれると思います。
ルールに囚われすぎないことも大事
ルールはルールでもちろん大事なんですが、それに囚われすぎるのもあんまり良くありません。
一気に食べようとして苦しくなったら意味がないですし、喋らないで食べようとして家族や友達の仲が悪くなっても意味がありません。
恵方巻きを食べるからといってルールを気にしすぎずにその場に合わせて食べるのが良いと思います。みんなとワイワイ食べている中、一人モクモクと食べているのもつまらないですし、空気も悪くなってしまうので、ワイワイ食べているのであれば、「喋らないで食べる」というのは気にせずに話しながら食べたほうがいいです。
恵方巻きもお祝いの一種ですし、ルールに縛られすぎるよりも、楽しく美味しく食べるべきでしょう。