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里芋を切ったら赤い点々が…赤いところは腐ってる?食べられる?

里芋の大きめの良いのを見つけて買ったはいいんですが、量もあったので、なかなか食べきれずに日数が経ってしまいました。

なんとか食べなきゃなと思って皮を切ったら、少し赤くなっていました。

里芋の赤い点々

ちょっと画像だと見にくいかもしれませんが、赤い点々ができています。

この1個前のやつがもっと赤くなっていたんですが、赤いところだけ切って食べてしまいました。

この里芋も赤いところを切って食べてもいいんですが、本当に赤い部分は腐っているのか何なのか分からなかったので、調べてみることにしました。

結論から言うと腐っているわけではなく、食べても問題ないですが一点だけ注意が必要みたいです。また、里芋の赤い部分には体に良い面もあるようなので、それも紹介しますね。

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里芋の赤い点々はなに?

里芋の赤い部分は里芋の中に含まれているアントシアニンに酸化したものです。アントシアニンはブルーベリーやブドウに含まれていることで有名ですよね。

ブルーベリーやブドウが目に良いと言われているあのアントシアニンですね。

里芋に限らず植物全般そうなんですが、体を守るために抗酸化物質を作って、腐らないようにするために出るものなのです。

時間が経っているのは間違いないので、すぐに食べてしまったほうがいいですが、赤い部分は里芋がまだ生きている証拠ですので、食べて問題ありません。

紅葉と同じ原理

原理としては紅葉と同じです。秋から冬にかけて紅葉の葉が黄色から赤へとだんだん変わっていきますが、あれと一緒です。

なぜ紅葉するのかというと、葉の中に「アントシアニン」という色素が作られて、光の害から守ろうとします。この「アントシアニン」によって黄色や赤色へと色が変わります。

紅葉しているときはまだ木から落ちずに茶色くなってから落ちますよね。

黄色や赤色の葉はまだ生きているから落ちないでいられるんですが、そのままでいると葉が枯れて落ちてしまいます。こうなると葉は生きていません。

ライブドアの「ゲームさんぽ」でポケモンの草ポケモンを見ながら植物学者が語るのをやっていて、そこでアントシアニンについて分かりやすく語っていますので、アントシアニンについて詳しく知りたい場合はぜひ見てみてください。

アントシアニンについて話しているところから見られるようにしましたが、この動画も結構面白いので、ぜひ全部見てみてください。

赤いところは体に良い

赤いところは里芋が必死に生きようとしている証拠で、生きるために作っている栄養素が赤くなっています。そのため、体に悪いどころか体に良いんです。

その栄養素が「アントシアニン」ですね。アントシアニンは抗酸化作用や肥満症の予防、眼精疲労を予防する働きがあります。

抗酸化作用

抗酸化作用は活性酸素の働きを抑えてくれます。活性酸素は呼吸したときに普通の酸素よりも活性化しているものです。少量であれば取り込んでも問題ないどころか免疫機能や細胞伝達物質として働いてくれます。

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しかし、量が多いと過酸化脂質を作り、細胞障害をもたらします。その結果、さまざまな病気や老化の原因となります。

もちろん、そうならないために体内にも抗酸化機能が備わっています。ただ、紫外線を浴びたり酸化物質を取り込んだりすることで、抗酸化機能が弱まり活性酸素が多くなってしまうことがあります。

そのときに抗酸化作用のアントシアニンなどを取り込むことで、活性酸素を抑えてくれるんです。

肥満症予防

アントシアニンは血中の脂肪を減らして、血糖値の上昇を抑えてくれるので、内臓脂肪の蓄積を防いでくれます。そのため、肥満症やメタボの予防効果も期待できます。

フジッコでマウスを使って、アントシアニンを投与して、体重などを測った実験が公開されていますので、そちらをご紹介しますね。

一般的なマウスに比べて KKAy マウスは、体重、比体重当たりの腹部脂肪重量、肝臓中の脂質量および血清中の総コレステロール、レプチン濃度が有意に高い値を示し、アディポネクチン濃度は低い値を示した。これに対し黒大豆アントシアニン分画の投与群ではこれらの変化が有意に改善された。また、脂肪組織では検体の投与により、アディポネクチンおよび PPARγ、肝臓においては Acyl CoA Oxidase (ACO)、Acyl CoA Synthase (ACS)、Carnitine Palmitoyltransferase 1a (CPT1a)、PPARα等の遺伝子発現の上昇が認められた。また、この試験期間を通して、C3G分画の摂餌量への影響は認められなかった。以上のことから、黒大豆アントシアニン分画の投与により、肥満形成モデル KKAy マウスの脂肪細胞の肥大化に伴う脂質代謝異常の抑制が確認された。

黒大豆抗肥満作用0711.PDF出典 黒大豆抗肥満作用0711.PDF

KKAyマウスは肥満形成モデルで、より実験の効果を出しやすくしたマウスです。

実験では黒大豆のアントシアニンを使っていますが、里芋でも全く同じというわけではありませんが、効果は期待できます。

眼精疲労

アントシアニンといえば、眼精疲労が有名ですよね。

なんでアントシアニンが眼精疲労に効果があるのかというと、目の網膜にある「ロドプシン」の再合成を促進します。

このロドプシンは光の強さを判断し、明るさを認識するために必要です。ロドプシンがなくなると暗がりの中で光が分からなくなり、暗くなると見えなくなってしまいます。暗がりでもモノを見るためにロドプシンは必要なんです。

ロドプシンは光を受けると分解され、また合成されるんですが、アントシアニンを摂ることで、より再合成されるようになるため、夜でも目が見えるようになります。

里芋の赤い部分を食べる注意点

里芋の赤い部分は体に良いので食べていいんですが、1点だけ注意が必要です。

それは腐っていたら食べられないという点ですね。赤いのは生きるために赤くなっているんですが、生きるのにギリギリだから赤くなっています。

腐るのと紙一重で、すぐに腐ってしまいますし、腐っている可能性もあります。なので、腐っていないかどうかをしっかり見てから食べる必要あります。

腐っていたら、変な臭いがしたり、べちゃべちゃしたりしています。そうなっていたら食べられませんので、その部分だけ切り捨てるか全体的にそうなっているのであれば捨てるしかありません。

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食べ物

Posted by 4ZzLrzVf