冬至に「ん」のつく食べ物をなぜ食べる?由来と食べ物一覧
冬至にはカボチャを食べたり、「ん」のつく食べ物を食べたりするのを聞いたり実際に食べたりしている人が多いと思います。
カボチャは栄養価が高くて風邪予防になるからという明確な理由があっても、「ん」がつく食べ物をなぜ食べるのか?と疑問に思いませんか?
私はこれまで特に気にしたことがなかったんですが、ふと気になったので、調べてみました。
また、「ん」のつく食べ物もたくさん列挙しましたので、冬至に何を食べるのか?参考になれば幸いです。
「んのつく食べ物」を食べる由来
「ん」のつく食べ物を食べることで、運を呼び込むためです。
昔から「運盛り(うんもり)」と言って、縁起担ぎとして「にんじん」や「れんこん」などの「ん」がつくものを冬至に食べられていました。
運を呼び込むのであれば、冬至じゃなくてもいいんじゃないかという疑問もわくかもしれませんが、これにもちゃんと理由があります。
冬至はご存知の通り昼が一番短冬くて夜が一番長い日です。つまり太陽が一番早く沈む日で、至を過ぎたら、だんだん太陽が出る時間が長くなっていきます。
昼の時間が伸びるとともに運気も上昇していくと考えられ、運盛りすることによって、より運を呼び込もうとするために冬至に「んのつく食べ物」を食べるんです。
それだけでなく、冬至にしっかり食べて栄養をつけることで、寒い冬を乗り切る意味もあります。
かぼちゃ(南瓜なんきん)やニンジンなど「ん」のつく食べ物には栄養満点の食べ物が多くあります。運盛りをするという験担ぎだけでなく、合理的な理由がありますので、「ん」のつく食べ物を食べてみてはいかがでしょうか。
冬至に食べる「ん」のつく食べ物
冬至に食べた方がいいと言われている「ん」のつく食べ物は7種あります。
- かぼちゃ(南瓜・なんきん)
- 銀杏(ぎんなん)
- れんこん
- にんじん
- 金柑(きんかん)
- 寒天
- うどん
この7種です。
カボチャは冬至に食べる食べ物として一番有名ですよね。カボチャだと「ん」はつかないんですが、漢字では南瓜で、なんきんとも呼びます。
だからカボチャも「ん」がつく食べ物として入っています。
全部食べるのが難しい場合…
7種全部食べるのが難しいという場合は、カボチャだけでも食べるようにしましょう。
冬至にカボチャを食べるのはかなり合理的で、カボチャは栄養価が高くてβカロテンやビタミンCなどが多く含まれています。
βカロテンは抗酸化作用でストレスなどで増えて、動脈硬化やガンなどの原因となる活性酸素の発生を防いだり、体内でビタミンAに変わり、粘膜や皮膚を強くする働きがあります。
ビタミンCはβカロテンと同様に活性酸素を防ぐ役割やウイルスや細菌の侵入を防いで感染症の予防や風邪予防も期待できます。
寒いこの時期は体調が崩れやすく、風邪も引きやすいので、その予防にカボチャを食べるのが良いです。
もちろん、冬至のときだけじゃなくて、いつ食べても良いので、カボチャを積極的に食べるのがおすすめです。
「ん」の食べ物一覧
冬至とか関係なく、「ん」の食べ物を全部並べてみました。もちろん冬至に食べるのにも良いので、より運盛りにするために食べてみてはいかがでしょうか。
まずは先ほども紹介した冬至に食べる7種から。
- かぼちゃ
- 銀杏
- れんこん
- にんじん
- 金柑
- 寒天
- うどん
これ以外にも「ん」がつく食べ物はたくさんありますので、ご紹介しますね。
主食
- そうめん
- ラーメン
- ごはん
- パン
- ハンバーガー
麺もご飯もパンも全部「ん」がつきますので、主食は全部「ん」がつきます。
なので、牛丼やカツ丼などの〇〇丼は全部「ん」がつきますし、カレーパンやメロンパンも全部ですね。
それも全部入れるとすごい多くなってしまうので割愛しますが、これだけでも「ん」がつく食べ物が多いのが分かると思います。
肉類
- とんちゃん
- とんそく
- サーロイン
- ウインナー
- ハンバーグ
- ホルモン
- ベーコン
- 牛タン
- とんかつ
- ジンギスカン
- チキン
- 温泉卵
お肉も「ん」がつく部位が多いです。また豚は音読みで「トン」ですので、「ん」がつきますね。なので、豚丼や豚汁などの豚料理も「ん」がつきます。
豚肉だけでなく鶏肉も英語は「チキン」ですね。フライドチキンやチキンナゲットなども「ん」がつきます。
卵も肉類の中に入れてしまったんですが、「温泉卵」でなくても普通の卵も「鶏卵」とも言いますので、「ん」がつきます。
魚類
- にしん
- サンマ
- サーモン
- かんぱち
- あんこう
- 金目鯛
- 明太子
定番の魚から高級魚まで「ん」のつく魚がいます。あんこうも「ん」がつくので、冬至に奮発するのでしたら、あんこう鍋も良いですよ。
野菜
- だいこん
- 冬瓜
- ほうれん草
- チンゲン菜
- ピーマン
- いんげん豆
- 昆布
- クレソン
- こんにゃく
- にんにく
- アマランサス
「ん」のつく野菜も結構多いです。定番料理の多い大根やほうれん草、ピーマンなども「ん」がつきますので、冬至に何か作る際にも活躍すると思います。
昆布はダシを取るのにも使えるので、鍋をやる際にも良いですよ。
フルーツ・デザート
- マンゴー
- みかん
- オレンジ
- リンゴ
- レモン
- アーモンド
- せんべい
- プリン
- まんじゅう
- あんまん
- 肉まん
- だんご
「ん」がつくフルーツやデザートもいっぱいあります。「せんべい」や「まんじゅう」も「ん」がつくので、「えびせん」や「たこせん」も「ん」がつきますし、色んな「おまんじゅう」も「ん」がつきます。
また、肉まんやあんまんといった〇〇まんも「ん」がつくので、中華まんも同様ですね。
料理
- 天ぷら
- おでん
- はんぺん
- あんかけ
- 南蛮漬け
- ちゃんぽん
- きんぴらごぼう
- けんちん汁
- 炒飯
- サンラータン
- サムゲタン
- サンドウィッチ
- グラタン
- ペペロンチーノ
「ん」がつく料理はいっぱいあります。和洋中色んな料理に「ん」がつきますので、冬至に料理する際の参考になればと思います。
その他
- 缶詰
- コンソメ
缶詰も「ん」がつきますね。サバ缶やトマト缶など色んな缶詰がありますし、缶詰の数だけ「ん」のつく食べ物になります。