春分の日ぼたもちを食べるのはなぜ?意味・由来を分かりやすく紹介
昼の時間と夜の時間の長さが同じ時間になる春分の日。ここからだんだん暖かくなってくるので、春分すぎるとようやく動きやすくなるので、嬉しいです。ただ、まだまだ寒い日が多いですし、暖かくなってくるまで大変なんですよね。
さて、春分と言えば ぼたもちを食べるという人も多いんじゃないかと思います。結構スーパーでも売り出していて、美味しそうでついつい買ってしまうんですよね。
なんで春分の日にぼたもちを食べるんだろう?とふと思いまして、意味や由来を調べてみました。
春分にぼたもちを食べる由来
ぼたもちは春分に食べるというよりも、お彼岸のお供物としての意味が強いようです。お彼岸はお墓参りに行くのが一般的ですが、お彼岸は秋分の日を中日として、その前後3日間を合わせた7日間です。
なので、ぼたもちは春分の日に食べるというよりも、お彼岸に食べるといったほうが正しいですね。
ただ、春分にぼたもちを食べるのが全く関係ないのかというと、そんなこともなく、「ぼたもち」という名前の由来は春の花、牡丹(ボタン)から来ています。「ぼたもち」の漢字も牡丹餅と書くため、牡丹が由来なのが漢字からも分かると思います。
ぼたもちと牡丹が似ているかどうかは何とも言えないところがありますが、丸くなっているのが牡丹の形を意識しているようです。
お彼岸にぼたもちをお供えする理由
ぼた餅はもち米をこしあんで包みますが、あんこは小豆ですね。この小豆には厄除けの意味があります。小豆は赤い色をしているため、太陽や炎といった赤は信仰大正とされ、邪気を払うとされてきました。
そのため、赤色をした小豆にも厄除けの効果があると信じられてきて、無病息災を願って、お供えされてきたのです。
小豆はお供物以外でも色々使われることが多いですよね。
- 冬至に食べる いとこ煮
- お祝い事で食べる お赤飯
- 小正月に食べる 小豆粥やお汁粉
こういった小豆を使った料理を食べるのも小豆に厄除けの意味があり、無病息災の願いが込められています。
お彼岸では、この厄除けの小豆に五穀豊穣を象徴するお米を包んで牡丹の形にすることで、暖かくなり桜が咲き始める春分の日を祝ったということですね。