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冬至に関係するクリスマスの食べ物は?ブッシュドノエル

冬至は12月22日頃ですが実はクリスマスとも関係があります。キリスト教が広まるよりも前に北欧のゲルマン人が「ユール」という冬至のお祭りを行っていました。

冬至はご存知の通り、昼の時間が一番短くて夜の時間が一番長い日ですが、冬至を越えれば生命が溢れる春に向かっていき、昼の時間も伸びていきます。太陽の力が再び取り戻す日ということで、神々にお供物をして、盛大に祝っていました。

このユールは北欧ではクリスマスを指す言葉になっていて、その名残がクリスマスの食べ物にも現れています。

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北欧のクリスマスの食べ物はユールのもの

ドイツやノルウェー、フィンランドのクリスマス料理では豚肉がメインで、ユールで食べられていたものです。

ユールは北欧神話のオーディンにイノシシや豚などを捧げて新たな年が豊かになることを願っていました。オーディンは死の神なんですが、冬至は陽が短くなることから、太陽が死に向かっていくと考えられ、地下に眠る死者の霊や悪霊などが現れてくると考えられていました。

その霊をもてなすために特別な食べ物を準備していました。だから、死の神オーディンにイノシシや豚などを捧げられていたんです。

それが残っていて、北欧ではクリスマスに豚肉料理が多いです。

ブッシュドノエルもユール

冬至のクリスマス食べ物ブッシュドノエル

フランスでクリスマスに食べられているロールケーキ「ブッシュ・ド・ノエル」も元々はユール祭で使われていた「ユール・ログ」の丸太を模したものです。

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ユール・ログはカシの木やカシワの木の幹を燃やして太陽の復活を祝う宴を催していました。

木を模しているので、チョコレートやココアクリームで表面が茶色くなっています。

ユール・ログは廃れてしまいましたが、「ブッシュ・ド・ノエル」は残っていて、クリスマスに受け継がれています。

北欧のクリスマスパーティーはユールボード

ユールボードはクリスマス料理をテーブルに並べて自分で取り分けて食べるビュッフェ形式のことです。

ユールボード

以前は冬至の祭りだったユールも今ではクリスマスのことを指し、ボードはテーブルですね。ユールボードはクリスマスにテーブルに並べられたクリスマス料理をビュッフェスタイルで食べるものです。

なので、冬至の祭りだったユールがクリスマスになってしまっているので、冬至とクリスマスが密接に関わっているのが分かると思います。

なぜユールはクリスマスになったのか?

元々冬至の祭りだったのに、なぜ12月24日のクリスマスに変わったのかというと、キリスト教が関わっています。ゲルマン民族がキリスト教と交わることで、ユールがイエス・キリストの生誕を祝う祝祭へと変わっていったのです。

ただ、全部変わることはなく、ユールの名残も残ったんですね。それが食べ物にも現れていて、豚料理やブッシュ・ド・ノエルといったものがクリスマスに食べられています。

冬至とクリスマスは密接に関わっているというのがここからも分かると思いますので、冬至にクリスマス料理を食べたり、クリスマスに冬至の食べ物を食べるというのもアリですね。

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