クリスマスソングの著作権切れ一覧
クリスマスソングを使ったり店舗などでクリスマスソングをかけたりするときに気になるのが著作権ですよね。
著作権の期間は国によって違いますが、ほとんどの国は70年です。日本も著作者の死後70年です。以前は死後50年でしたが、TPPを締結した際に改正されて、他の国と同じ70年になりました。
一度切れたものは著作権が復活することはありませんので、死後50年で著作権切れになったものは死後70年に伸びたからといって、著作権が戻ることはありません。
なので、一度著作権が切れたものは著作権切れと思ってもらって大丈夫です。
著作権が切れたクリスマスソングをご紹介しますので、クリスマスソングをお探しの場合は参考にしてもらえればと思います。
著作権切れの定番クリスマスソング
定番なクリスマスソングも著作権切れのものも多いです。
- ジングルベル
- きよしこの夜
- もろびとこぞりて
- アメイジング・グレイス
- 主よ、人の望みの喜びよ
- もみの木
- おめでとうクリスマス(We Wish You a Merry Christmas)
- ひいらぎ飾ろう
- クリスマスの12日間
これらが著作権切れです。
ただ曲は著作権が切れていても、日本で歌ったり訳したりしているものは著作権が残っているものがあります。あくまで原曲が著作権切れなので、その点はご注意ください。
曲名だけ聞いても分からない曲もあるかもしれませんが、聞けば「これか!」って分かるものばかりだと思います。
なので、曲もご紹介しますね。
ジングルベル
クリスマスソングといえばコレですよね。
1857年にアメリカで作られた曲で、ジェームズ・ロード・ピアポントさんという牧師が作詞作曲です。ジェームズ・ロード・ピアポントさんは1893年に亡くなっていて、アメリカも日本と同様死後70年ですので、著作権が切れています。
日本でも歌っている歌手も多いですが、まだ著作権が残っているので、使えるのは原曲のみです。
きよしこの夜
オーストリアのヨゼフ・モールさんが作った曲で、ドイツ語で「Stille Nacht」という名前です。ヨゼフ・モールさんは1848年に亡くなっていて、EU加盟国は死後70年ですので、著作権切れです。
もろびとこぞりて
Joy to the World! THE LORD IS COMEという欧米の有名なクリスマスキャロルで、アイザック・ウォッツさんというイギリスの牧師が作詞で、1748年に亡くなっています。
アメイジング・グレイス
これも有名ですね。イギリスの牧師ジョン・ニュートンさんが作詞した賛美歌で、1807年に亡くなっています。
主よ、人の望みの喜びよ
バッハが作曲した歌で、著作権ももちろん切れています。クリスマスだけでなくイースター島などキリスト教の祝祭で歌われている歌ですね。
もみの木
ドイツ北部に古来から伝わる民謡にヨハン・アウグスト・ツァルナック(没1827年)とエルンスト・アンシュッツ(没1861年)が共同で歌詞をつけたクリスマスキャロルです。
おめでとうクリスマス
16世紀のイングランド西部地方を起源とするクリスマスキャロルです。クリスマスになるとどこからともなく流れてくる絶対に一度は聞くクリスマスソングですよね。
ひいらぎ飾ろう
ジョン・ケイリオグ・ヒューズ(没1887年)作詞で、クリスマスに歌われている賛美歌です。明るい曲なので使い勝手も良いですよね。
クリスマスの12日間
1780年にイギリスで歌詞が作られ、メロディーは1909年にフレデリック・オースチン(没1952年4月)が民謡から取った歌です。
1952年に亡くなったので、70年後が今年の2022年ですね。著作権が切れたばっかりの曲ですので、心配な場合は使わないほうがいいかもしれません。
欧米で有名なクリスマスソング
定番なクリスマスソングはどこでも流れているので、ちょっと違うのを使いたいという場合もあると思います。
そういうときにおすすめなクリスマスソングも紹介しますね。
牧人ひつじを
クリスマスに歌われるイギリスの賛美歌で、英語名は「The first noel」。ウィリアム・サンディス(没1874年)が発表して広まった曲です。
神の御子は今宵しも
英語名「O Come, All Ye Faithful」。イギリス人のジョン・フランシス・ウェード(没1786年)が作曲とされる賛美歌です。ただ、はっきりとした作曲者は分かっていなくて、諸説あるようです。いずれにしても著作権は切れているので、問題なく使えます。
天には栄え
チャールズ・ウェスレー(没1788年)作詞のクリスマスキャロル。イギリスの四大賛美歌の1つで、イギリスで人気のある賛美歌です。