クリスマスケーキはいつから赤ちゃんと一緒に食べれる?
赤ちゃんも一緒にクリスマスケーキを楽しみたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。
ただ、クリスマスケーキを赤ちゃんにあげても大丈夫なのか?いつからなら食べられるのか?という疑問も浮かびますよね。
せっかくのクリスマスなのにケーキを食べて、なにか悪いことが起きたらイヤですし、赤ちゃんに辛い思いをさせたくないですよね。
私自身そう思っていて、赤ちゃんと一緒にケーキを食べたいと思ったものの、いつからなら食べさせても大丈夫なのか調べました。
何が問題になってくるのかも合わせてご紹介しますね。
問題になるのは生クリーム
クリスマスケーキで一番問題になってくるのが「生クリーム」です。生クリームは牛乳から分離して、乳脂肪のみを取り出したもので、いわば油です。
油自体は母乳や粉ミルクにも含まれていて、少しは取り入れているのでちょっとなら問題ないんですが、生クリームだと脂分が多すぎるんです。脂質を消化吸収するためには胃腸が発達し、消化酵素を膵臓や肝臓から十分な分泌が必要です。
7ヶ月からちょっとずつ油を使っていっても構いませんが、生クリームだと多すぎるので、1歳までは待ったほうがいいでしょう。
砂糖も多すぎる
次に問題になるのが「砂糖」です。クリスマスケーキはかなりの砂糖が使われていますよね。赤ちゃんは味覚に敏感で、ちょっとの甘味でも感じ取れます。なので、クリスマスケーキに使われている量の砂糖だと甘すぎてしまうんです。
それに虫歯の原因にもなってしまいますし、カロリーや糖分も多すぎます。赤ちゃんのカロリー摂取量は6~11ヶ月で600~700カロリーで、1歳~2歳は900~950カロリーです。
ショートケーキ1個でも366カロリーになりますし、11ヶ月の必要摂取カロリーの半分になりますし、1歳でも1/3以上のカロリーになってしまいます。
糖分の摂取目安量は1歳~2歳で5g、3歳~5歳で7gという指針が厚生労働省の食事摂取基準2015年度版に示されています。
ショートケーキの糖分量は41.8gです。
摂取目安の5gを軽くオーバーしてしまいます。もちろん目安ですので、これ以上摂ってはいけないというわけではないですが、それにしてもオーバーし過ぎですよね。
アレルギーの問題も
1歳前ですと、まだ卒乳していないことがほとんどだと思いますので、1日に必要な栄養の3割は母乳やミルクから摂取しています。離乳食も途中の段階で、食べたことがない食材も多く、なんの食べ物にアレルギー反応が起こるか分かりません。
なので、ケーキを食べてアレルギー反応が起こることも十分に考えられるのです。
最低でも1歳になってから
クリスマスケーキを赤ちゃんと楽しみたい場合は、最低でも1歳になってからにしましょう。できれば、2歳~3歳まで待ったほうが良いです。
1歳で食べさせる場合は一口程度に抑えておくことをおすすめします。