玄関への正月飾り!しめ縄と門松の飾り方・位置や場所について
もうすぐ正月も近づいてきましたね。
この季節はやることが多くて、すぐに過ぎていってしまいますよね。
そのうちの1つ、正月飾り。
正月飾りは、お正月にやってくる年神様を出向けるために飾ります。
年神様は、1年の始めにやってきて、家族みんなが元気で暮らせる約束をしてくれる神様です。
1年の幸せをもたらせてくれる神様を歓迎するための準備となります。
正月飾りは、しめ縄や門松、鏡餅があります。
鏡餅は、床の間か玄関から遠い、奥まった位置に置きます。
しめ縄は、玄関ドアに張って、門松は門前か玄関に飾ります。
しめ縄
しめ縄は、不浄なものが入らないようにする役割があります。
玄関ドアに張ることで、家の中に悪気などの悪いものが入って来られなくなるわけですね。
位置
しめ縄には、太い方と細い方があると思います。
太い方を右側にして、細い方を左側にします。
これは、右側は私たちが暮らしている日常(下位)で、左側は神様がいる上位となります。
左側から右側に降りてくるわけですね。
これが、太い方と細い方と何が関係しているのかといいますと、
太い方は綯い初めで細い方は綯い終わりだからです。
太い方から始まり、細い方で終わりますので、私たちが暮らしている日常から始まり、神様の方に向かうという位置に合わせて、
太いほうが右側で、細いほうが左側となります。
ただ、地域や職業によっては逆に飾られることもありますので、一概に太い方が右側とも限りません。
職業の場合は、入船・出船という考えになります。
右側に太い方にすると、入船です。つまり、お客さんにたくさん来てもらいたいという意味です。
反対に左側を太い方にすると、出船になります。お勤めで、表に出て稼いでくるという意味になります。
場所
しめ縄は、玄関の正面に飾ります。
悪気を入れないようにして、神様を迎え入れるためのお飾りだからです。
また、玄関以外にも、車やバイクに飾る方もいらっしゃいます。
災いを寄せ付けないようにして、交通安全の意味があります。
門松
門松は、年神様が迷わずに家に来てくれるようにするための目印となるものです。
なので、門の前や玄関の前に飾ります。
位置
門松には、雄松と雌松があります。
雄松と雌松の違いは…
雄松 | 雌松 | |
樹皮 | 黒 | 赤 |
葉 | 太い・固い・長い | 細い・柔らかい・短い |
飾り | 白い葉牡丹 | 赤い葉牡丹 |
このようになります。
左側に雄松、右側に雌松を飾ります。
本来は左が雌松で右が雄松だったという話もあり、これに関してはそこまで気にする必要はなさそうです。
ちなみにひな祭りのときに飾る、ひな壇も同じです。
左に男性、右に女性を置きますが、本来は逆だったという話もあります。
雄松、雌松は特に気にせず対になるように飾れば問題ありません。
場所
年神様が来るための目印となるものですので、玄関の前や門の前など入り口の前に置きます。
年神様に「私の家はここですよ」と教えるんですね。
アパートやマンションで、門松が置けないという場合は、小さいサイズの略式の門松というものがあります。
こちらでも大丈夫ですので、略式の門松を置くといいと思います。
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