お盆に釣りは良くない?水辺に近づかない方がいい理由とは
お盆に釣りをするのは良くないという話や、お盆の日は水辺に近づかないほうがいいという話を聞いたことがあるのではないでしょうか。
なぜ、水辺に近づいたり、釣りをしたりするのが良くないのかまとめましたので、参考にしてもらえればと思います。
なぜお盆に水辺に近づいてはいけないのか?
お盆は、亡くなった方々の霊が帰ってくる日です。
ただし、全員帰ってくるわけではなく、残り続ける霊もいます。
その残り続ける霊の1つが海で亡くなった方たちの霊になります。
その海で亡くなった方の霊が海に引っ張り込むと言われているため、水辺に近づいてはいけないと言われています。
水難事故が多い
言い伝えだけでなく、お盆の日は本当に水難事故が多いです。
特に海での事故が後を絶ちません。
お盆は、海流の流れが変わりやすく、波が高くなりやすいです。
また、水草も増えて、足に絡まりやすくなります。
クラゲが出るようになる
お盆のときには、クラゲが浮遊して海中を漂うになります。
クラゲの中には毒性の強いクラゲもいて、刺されるとかなり痛いです。
痛いだけでなく、命に関わるほどのアレルギー症状が出る危険性もあります。
そういう意味でも、お盆には水辺には近づかないほうがいいです。
釣りをするのが良くない理由
水辺に近づいてはいけないので、釣りをするのも良くないというのもあります。
もう1つ理由がありまして、お盆には殺生をしてはいけないという習わしがあります。
これは、お盆が仏様になった亡き人をしのび、日常の生き方を省みて、命の尊さや欲のない施しの大切さを考える期間でもあるからです。
命の尊さを考えるために、殺生してはいけないと言われているのです。
生き物も口にしてはいけないとされていて、精進料理のみという所もあります。
精進料理は、殺生や煩悩の刺激を避けるため、肉類などは使わずに野菜などを中心とした料理です。
リリースならいい?
殺生がダメということは、魚を釣っても、殺さずにリリースすればいいという話も聞きます。
ただ、水辺に行くこと自体が良くありませんので、お盆に釣りすること自体、習わしとしてはあまり良くありません。
とは言え、せっかくの休みですし、釣りに行きたいという方も多いと思います。
習わしに捕らわれすぎずに、釣りにいってもいいのではないでしょうか。
もちろん、習わしが気になるのであれば、行かないほうがいいです。
ですが、休みの日はストレス発散できることをしたほうがいいですし、それが活力にもなりますので、好きなことをするのがいいと思います。
ただし、水は人の命を奪う力があるほど危険なものですので、用心は怠わらないようにしましょう。
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