浄土真宗のお盆はいつ?お供えや仏壇飾り・迎え火は?
浄土真宗の場合、お盆の期間はいつなのかを紹介します。また、お供え物や仏壇飾り、迎え火などもまとめていますので、ご活用ください。
浄土真宗のお盆はお供えなどは必要ない
お盆は、一般的に精霊棚を飾り、お供え物を用意して、きゅうりとナスで馬を作り、迎え火をたきます。
お盆の終わりには、送り火をたいて、送り出します。
しかし、浄土真宗は違います。
精霊棚を飾ることはありませんし、お供え物も必要ありません。
もちろん、迎え火も送り火もたきません。
浄土真宗は、お盆の日に何かすることはありません。
強いて言えば、お掃除です。
仏壇や仏具をキレイにして、仏壇を前にお参りします。
お盆は、亡き人とのご縁にいただいた命の尊さを再確認する日で、先祖に感謝する日と位置づけられています。
浄土真宗のお盆の日はいつ?
お盆の日も浄土真宗にはないのですが、一般的なお盆の日と同じです。
7月15日か前後の土日、あるいは8月15日です。
2018年では、7月13日~7月16日もしくは、8月13日~8月16日です。
7月は都市部に多く、新のお盆と呼ばれていて、8月は旧のお盆と呼ばれています。
新しい古いではなく、新暦か旧暦かの違いです。
なぜ浄土真宗はお盆をしないのか?
一般的に行われている精霊棚を飾ったり、迎え火をたいたりすることを浄土真宗では、なぜしないのでしょうか。
これはお盆の考え方の違いです。
一般的にお盆は、地獄の釜のふたが開き、先祖や亡き人の霊が現世に帰ってくると言われています。
そのため、その先祖の霊に迷わず家に帰ってきてもらうために、迎え火をたいたりするのです。
浄土真宗では、お盆の日に地獄の釜のふたが開いたり、先祖の霊が帰ってくるといった考え方はしません。
浄土真宗は、人が死んでも霊魂が残ったり、何かに生まれ変わったりするとは考えられていないのです。
死んだら無になると考えられているため、霊が残ることもありませんし、当然帰ってくることもありません。
そのため、お盆に行われている迎え火などは行われないのです。
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