今年(2017)富士山の初冠雪ならず。初冠雪の定義や観測方法は?
秋雨前線の影響で、富士山周辺が雨になって、山頂付近は、雪になりました。
そのため、初冠雪を観測できるのではないかと期待されました。
ただ、残念ながら、初冠雪は観測できなかったようです。
初冠雪は、しばらくおあずけになるとのことで、もう少しかかるみたいですね。
初冠雪とは?-初冠雪の定義-
そもそも、初冠雪とは何なのか? といいますと…
初冠雪とは、対象とする『山の一部が雪等の固形降水により白くなった状態が初めて見えたとき』出典 甲府地方気象台
となっています。
つまり、初めて雪が積もって、山の一部でも白くなったときが初冠雪ということですね。
雪が降っただけでは、初冠雪にはならずに、積もる必要があります。
初冠雪の観測方法
初冠雪は、どうやって観測しているのか? ということなんですが、初冠雪の観測方法は、目視です。
気象台から見て、白くなっているかどうかを確認します。
甲府地方気象台から、観測を行っているようです。
甲府地方気象台では、富士山・甲斐駒ヶ岳について観測をおこなっています。出典 甲府地方気象台
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特別な方法はないみたいですね。
たんに目視で確認して、雪が積もっているのが見えれば、初冠雪ということになります。
逆に富士山が見えなければ、雪が積もっていても、初冠雪にならなくなりますので、その間に積もっている可能性は十分に考えられます。
初冠雪がしばらくおあずけになる理由も、
明日以降はしばらくスッキリしない天気が続くため、富士山頂が見えない日が多くなります。初冠雪はしばらくおあずけになりそうです。出典 あれっ?雪がない 富士山初冠雪ならず – ウェザーニュース
富士山が見えないからとのことです。
なんとも大雑把な感じがしますが、そんなものなんですね。
初冠雪の平均は?
1981年~2010年の平均で、9月30日です。
もう1ヶ月近く過ぎていますね。平均を大幅に過ぎています。
一番早い初冠雪は、2008年のときで、8月9日です。
一番遅い初冠雪は、2016年のときで、10月26日です。
去年が一番遅い初冠雪となりましたが、今年はその去年の初冠雪よりも遅くなるかもしれないですね。
最近は、ずっと遅くなっているようで、2013年~ずっと10月に初冠雪となっていて、平均より遅くなっています。
とは言え、初冠雪が10月になる年が続くことも多いようですので、そこまでおかしなことではなさそうです。
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